My Missing Mind（偽ラレタ偽リ）

ねえ
私の味方って、誰？
これ以上の不協和音はもうまっぴらなのよ
誤魔化しの効かなくなった芝居はただ不慣れなピエロの道化でしかないわ
真実と手を繋いでいたい、願いはそれだけ
シャラップ
口を閉ざして、瞳を閉ざして、気道も閉ざしてしまえばいい
貴方達の腹の底は見え透いてるのよ
いつまでとぼけるというの？
いいえ、いいの。
結局のところ、あの時から私は死神と手を繋いでしまったのよ
こうなる事は必然
そんなドングリマナコで私を貫かないで
貴方達は眩しすぎるのよ
貴方の笑顔、私のしかめっ面、水と油
決して相容れることなどないのよ
「こんなふざけたゲームにはつき合いきれないわ」って
どれだけ強がったって
どれだけ肩肘張ったって
結局のところ、私は臆病なだけ
寂しいだけ
最低の日々は最低の嘘で塗り固めるだけ
優しい嘘を、教えて？
魔法を唱えて、私のために
私を焦がして
私の最も重要で最もくだらないあの季節を、過去を、記憶も、その帳を、全て
鋭い雨、行き詰まる視線、暗い檻、白眼視
私は貴方達のモルヒネになりたかった
いにしえのイニシエーション
不毛なネゴシエーション
溢れ出るエモーション
渇いたって、求めたって
晒しきった傷口を、どうするというの
好奇の眼差しで刺さないで
彼らは罠に嵌まるのを虎視眈々と待ち望んでいるのよ、血に飢えているの
まるで人の不幸を、砂糖のように求めているのよ
この手が血で染まるほど探し求めた一輪の花は、すでに渇いて死んでいたの
荒野に咲いた一輪の花
７０億の奇跡
宇宙でただひとつしかない、私だけの真理
どうしてあなたは輝けたの、どうして私を輝かせたの、いかないで！
そうよ
あの歌が私を目覚めさせる日はもう二度とは来ないのよ
私の耳は聴くことを忘れ
私の瞳はあの花を感じることはなく
私の肌は感覚を失い
私の心は闇の中で腐った
全ては閉じられたのよ
消しゴムのない日々を、隠しきれない深い傷を
その全てを抱きしめて
この渇いた夜を照らす三日月に、私はなりたかった

サヨウナラ
私の
Myself